Sam Moore-Premium Soul Legend Nights-
2006/11/13(月)BLUENOTE東京でSam Moore-Premium Soul Legend Nights-を観ました。
Sam Mooreは1935年生まれ恩年71歳だ。
60年代Sam&Daveで一世を風靡した伝説のSingerだ。
超豪華Guestを迎えて制作された衝撃のNew Album『Over Night Sensational』を引っさげての初のSoloでの来日公演だ。
---The Band---
・Sam Moore(Vo)
・Crispin Cioe(Sax)
・大野清(Sax)
・Larry Etkin(Tp)
・青木タイセイ(Tb)
・James Dower(K,B・Vo)
・Mark Newman(G,B・Vo)
・Ivan Bodley(B,B・Vo,MD)
・Tony Lewis(Ds)
・Omar Martinez(Per,B・Vo)
・Elaine Caswell(Vo)
・Callaway(B・Vo)
奇跡の来日。
正にPremiumな一晩だった。
当初この期間はNigel Kennedy Quintetの来日の予定だった。
それがいつの間にか公演Cancelになっていた。
急遽決定したのがSam Mooreだった。
最初は行こうか行くまいか迷っていた。
確かに公演前にReleaseされたAlbum『Over Night Sensational』は非常にVarietyに富んだ素晴しい作品だ。
ただ往年のVocalistが生で何処までPerformanceできるのか…
正直観てがっかりするのは嫌だ。
でも俺は自分の目と耳で確かめなければ気が済まない性分。
結局行く事にした。
Sam MooreのMusic Chargeは¥13500だ。
この値段は2006年のBLUENOTE東京公演の中で3番目に高いMusic Chargeだ。
・矢沢永吉氏:¥30000(Pair)
・Gary Burton Quartet:¥13650
・Sam Moore:¥13500
やはりこれだけの大物を呼ぶには箱の規模も小さい為必然的にMusic Chargeが上がるのは仕方ない事だ。
今回Nigel Kennedy Quintet(¥10500)を予約していた方でSam Mooreの公演を観る場合はMusic Charge:¥10500になると説明された。
通常は1日:2Stage行うが今回は1日1Stage/20:00~のみとの事。
こんな日程は俺がここに通い始めて以来初めての事。
初日の店内は比較的空いていた。
急遽決まった公演の為なのかあまり知られていないのだろうか…
定刻ぎりぎりに行った割にはSofa席の裏の丸TableをGet。
ここは一切視界の妨げが無いど真ん中の一番Balanceがいい席だ。
定刻を15分位経過してBand MemberがStageに上がる。
いよいよ演奏Startだ。
--SET LIST--
01.Soul Finger
02.Peter Gunn
03.Hold On,I'm Comin'
04.Knock On Wood
05.Soul Sister,Brown Sugar
06.Come On,Come Over
07.Rainy Night In Georgia
08.None Of Us Are Free
09.I Can't Stand The Rain
10.Blame It On The Rain
11.Ain't No Love
12.Tell Mama
13.Crazy
14.I Can't Turn You Loose
15.Something Is Wrong
16.I Thank You
17.Soul Man / Dance To The Music
18.You Are So Beautiful
『Soul Finger』や『Peter Gunn』などInstrumentalが続く。
どこかで聴いた事のある曲だ。
Brass隊の中には日本人もいる。
長身のBassist:Ivan BodleyがこのBandのMusic Directorだ。
演奏中Band Memberに細々と指示していた。
03曲目の『Hold On,I'm Comin'』が演奏される。
Bar Counter辺りにManager一緒にSam Mooreがいた。
ゆっくりとStageへ向い歩いていく。
御代の登場だ。
まずは『Knock On Wood』だ。
Sam MooreのVocalを聴いた時これは素晴しいと思った。
こんなに良く声が出るとは…
Sam Mooreと言えば…
Soulという言葉が良く出るが実際の音は若干Rockよりだ。
『Soul Sister,Brown Sugar』のノリ最高。
Jaco Pastoriusとの共作の『Come On,Come Over』も最高。
そしてしっとりとしたBallad『Rainy Night In Georgia』。
Sam MooreのVocalは味わい深く燻銀だ。
New Album『Over Night Sensational』から4曲連続で演奏される。
AlbumではStingとのDuo Number『None Of Us Are Free』から。
個人的にこれは大好きな曲なので今回演奏してくれて嬉しかった。
どの場面かは忘れたが…
Sam MooreとIvan Bodleyの選曲に関するやり取りが面白かった。
Sam Mooreのすっとぼけた感じがまた最高。
SamはReally?! Really?!と連発していた。
2曲連続で雨に関する曲を演奏。
『I Can't Stand The Rain』のSamのVocal最高。
『Tell Mama』ではElaine Caswellが…
『Crazy』ではCallawayがVocalをとっていた。
その後Sam MooreのVocalに戻る。
CoverやSam&Dave時代の名曲を演奏。
『I Thank You』や『Soul Man / Dance To The Music』などかなり熱い。
会場全体のTensionがどんどん上っていく。
そして最後は名曲『You Are So Beautiful』。
このSam MooreのVocalが本当に素晴しい。
約90分のStageは幕を閉じた。
今回1日1Stageのみで正解だ。
最高のConditionでの最高のStage。
Showman Ship溢れる素晴しいStageだった。
往年のNumberに新たに魂を吹き込む。
時代なんて関係ない。
今の空気感が大事なんだ。
だから音楽は楽しい。
Sam MooreのStageを観て改めて思った。
本当にいいStageを観せて貰った事に感謝している。
また機会が有れば観たい。
本当に最高でしたどうもありがとう。
Top| by insomnia_1980 | 2006-11-13 23:55 | Live Review