Terry Bozzio / OUT TRIO
2007/01/26(金)STB139でTerry Bozzio / OUT TRIOを観ました。
孤高のDrummer:Terry Bozzio。
Jeff Beckの『Guitar Work Shop』Tour以来18年ぶり来日。
今回は自身のTrioを従えての来日公演だ。
【Terry Bozzio / OUT TRIO a recording tour in japan】
---The Band---
・Terry Bozzio(Ds)
・Alex Machacek(G)
・Doug Lunn(B)
驚異的な音数・手数は正に世界一。
あの村上“Ponta”秀一氏を唸らせるほどのDrummerだ。
Zappa FamilyのDoug Lunnと超絶技巧Guitarist:Alex Machacek。
そこにどんなChemistryが生まれるのか楽しみだ。
今夜は久々のSTB139。
ここは主に日本人Artistが出演する場所だ。
たまに海外のArtistも出演する事がある。
昔Boney JamesやMike Stern等も出演した事がある場所だ。
去年STB139ではCoreなJazz/Fusion系のArtistが何組か出演している。
Allan Holdsworth Trio
Gary Boyle Trio
The Steve Hackett Acoustic Trio
Jan Akkerman Band
そして2007/01,Terry Bozzioが18年ぶりに来日公演を行う。
内容に関わらずとにかく生で観たいと思っていたDrummerなので凄く楽しみだ。
Terry Bozzioといえば…
UK
VAI
Jeff Beck
Frank Zappa
Missing Persons
Bozzio/Levin/Stevens
俺の中で上記のGroup/Artistを思い出す。
店に着きMusic Chargeの支払いを済ませBar Counterへ。
Orderを済ませた直後に開演。
公演に先駆け注意事項などのAnnounceの後Terry Bozzio / OUT TRIO の登場だ。
やっぱり目を引くのはTerry BozzioのDrum Setだ。
America本国で使用しているFull SetよりはCompactとの事だが…
誰が観ても全然Compactじゃない。
Terry Bozzioはこれを自分自身で組み立てているらしい。
Cymbal類など全てOctave調整してある。
独特のMelodyがあるDrumなのだ。
DrummerというよりはPercussionistのImageがある。
Alex MachacekはSteinbergerを使用。
足元にはEffect/Pedalなどがたくさん並べてある。
Styleは正にAllan Holdsworthだ。
ただ彼の場合はBendingはするTypeだ。
SEも彼が操作しているようだ。
Doug Lunnに関しては意外とCareerは長い様だ。
上記の2人に比べたら地味に見えるかもしれない。
今回演奏される楽曲?!は全てAlex Machacekが手がけているとの事。
正直これは楽曲なのだろうか…??
難解過ぎて俺ですら理解できない。
理解しようとする方が無理があるのかもしれない。
まずMelodyが一切無い。
Voicingだけなのだ。
Rhythmが摩訶不思議でTerry Bozzio以外再現不可能なものだ。
作った人間も凄いがそれを表現する人間も凄い。
天才の考えることは理解できないのだろうか…
唯一前半で楽しめたのはAlex MachacekとDoug Lunnが一定のRhythmでRiffを弾く。
そこでTerry Bozzioが暴れまくる部分だ。
それ以外はどうも静かな部分が多い。
少し休憩を挟んで後半戦。
じわじわとClimax(終焉)へと向う感じのInstrumental Battleが前半よりも面白かった。
前半・後半/Encore含め約120分のStageは幕を閉じた。
次回来日の際はもう少し分かり易い内容を期待したい。
Top| by insomnia_1980 | 2007-01-26 23:50 | Live Review